きらきらひかる 江國香織
誰かに借りた本だっけ?
どうやってこの本に出会ったかは忘れたけど、
「きらきらひかる読んだことある?」って会話をして知ったのは
覚えてる。
当時、きらきらひかるというドラマをやっていて、このタイトルを聞いたとき、マンガの話だと思っていた。
ドラマの方は、とにかくみんな、女性が、恰好よかった。
大人の女性って素敵だなー格好いいなーと思ってた。
いまでも好きなドラマの1つです。
また借りてみてみようかな。
話がそれましたが、
友達の会話は、江國香織の方。上のドラマとは全くの別物です。
この本が、私にとって始めての江國香織の本。
カンタンに説明すると、
【ゲイとアル中女の結婚】かな。
これで、読みたい~!ってなる人は少ないと思うけど、とても素敵な本です。
初めて読んだ感想は、私の中の感情をそのまま文章にしてる。って。
江國さんが書く女性の気持ちがよくわかる。
(多分わからないほうがいい気もする・・・。精神的にとても脆い。)
一気に好きになった。
単純に結婚の話というわけでもなく恋愛ものというわけでもなく、いや。恋愛ものか?!
みんながみんなを気遣っていて、ばかばかしくて、いびつで、不器用なのに、
きらきらひかってる訳です。
私が一番好きなシーンは、泣き腫らして起きてきたアル中妻に
ゲイのご主人が朝食を準備して上げ、子供用のシャンパンを準備して
シャンパンマドラー(本来は泡を消すものだけど)でシャワシャワにして
出してあげるシーン。
私がシャンパンを好きになったのはこれがきっかけの様な気がする。
秋の夜長にお奨めの1冊です。
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